もうすぐ夏休みがきます。学生・生徒にとっては待ちに待った時期が到来しますね。海に行ったり山に行ったり、あるいは行楽地やレジャー施設へ観光に行ったりと、想いおもいの時間を過ごせます。
そして、夏休みと言えば自由研究をどうするか?が重要テーマの一つとして挙がりますね。親御さんを含め、どのようなテーマにするか、どのように進めていくかなどなど、悩みの種としてついて回ることもあると思います。
もしお困りのようでしたら、環境問題を取り上げてみてはいかがでしょうか。環境問題と言ってもいろいろあり、エコや資源、エネルギーなどなど、探してみると実に様々な問題があるのです。
今は、環境問題に関する施設もたくさん造られており、そこに見学へ行って知識を増やし、自分なりの考察を少し加えてみるだけで素晴らしい自由研究をまとめ上げることができるでしょう。
今は資料館や図書館のほか、地域環境に関するパートナーシッププラザや環境情報センター、あるいは親水館といったものも設置されており、最新で有効な情報を得られるようになっています。それをもとにして、ご家庭で少し実験をしてみるというのもいいですよね。
たとえば親水館では最近よく造られている親水公園や水害、地下水などについての知識や最新の知見を入手することができます。水に親しむだけではなく、ときに危険をもたらすという側面を知りつつ、どのように付き合っていけばいいのか?が分かるようになっているのです。
学校の教科書や資料集では知りうることができない情報が満載なので、新しい視点で学習することができるでしょう。
また地域に最近見られるようになってきているパートナーシッププラザや環境情報センターでは、環境省や大学、NPO法人などが共同で行っている事業を知ったり、地域で今起きている問題や今後懸念されることなどが紹介されています。
大学などでの研究や国がどういうことをやっているか、というのはなかなか知る機会がなく、非常に貴重な場所になっているのです。
そして様々な取り組みがパネルやパワーポイントなどで学べるようになっており、また知りたいところだけをピンポイントで学ぶことができる作りになっているところもあるので、ご自身のペースで、知りたいことを効率的に学習することができるでしょう。
子供たちが環境問題を学ぶということは、新しい視点を得る良いチャンスになります。将来役立つ視点を学ぶということには大きなメリットがあるのです。学校の中だけではなく、今社会や世の中でどのようなことが起こっているのか、それに対してそのように取り組んでいるのか、というのは学校ではなかなか知る機会が与えられません。
だからこそ、各種の施設に行って自分の目で見て耳で聞くことで、複数の視点というものを肌で感じることができるようになります。
こういった、複数の視点で見るということは社会に出た後に大きな武器となるのです。複数の視点があることによって仕事をいくつかの観点で眺めることができ、客観的な視点で取り組むことができます。
これはクライアントがどう考えていて何を望んでいるのか?をつかむ大事なポイントにもなります。このような見識は社会に出ても役立つことと言えるのです。
そういう意味で、学校でなかなか知ることができない環境問題について学ぶことは良いチャンスと言えます。自由研究に活用すれば学習に身が入るでしょうし、あるいは自分への自主課題として取り組むのもよいでしょう。
今はもちろん、今後にも役立つことがあるので、親御さんともどもぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか。
2016/08/19