突然ですが、ご自宅にある冷蔵庫はどのように使われていますか?
月々の電力消費量の内訳を見てみると、冷蔵庫は数ある家電の中で電力を最も多く使いっています。
冷蔵庫はコンセントを繋いだまま毎日使うものだからこそ、日々の使い方一つで電気代を大きく左右します。
今回は冷蔵庫の電気代をみるみる下げる方法を余すところ無くご紹介いたします!
あまり知られていませんが、冷蔵庫の後ろ側は熱がたまりやすくなっています。
そのため、後ろを壁に密着させていると冷蔵庫が発する熱がそのまま冷蔵庫の中に伝わってしまうようになります。
冷蔵庫の後ろは10cmほど壁から離し、冷蔵庫の上にものを置かないようにするとさらに効果的です。
よく「冷蔵庫の中身は少ない方が良い」という話が聞かれます。
実際に冷蔵庫に食材を詰めすぎると、冷気が循環しにくくなり、さらに温度を下げるために冷蔵庫が電力を使うようになってしまいますので、冷蔵庫は余裕を持ってものを詰めた方が賢明です。
一方、冷凍庫はその逆で食材を出来るだけ隙間なく埋めて保存すると、食材同士が冷媒になり、冷凍庫を開けた時に冷気が逃げにくくなります。
冷蔵庫の中は汚れていませんか?何年も前に買った瓶詰めがそのままになっている、整理整頓が出来ておらずごちゃごちゃしている、そういった方も多いのではないでしょうか?
そのような状態ではせっかく新しいものを買っても保存できるスペースも無く、冷蔵庫の中身は増えていく一方で、冷気が回りにくくなります。
また、悪臭などの原因にもなりますので、冷蔵庫の掃除は定期的に行うようにしましょう。
冷蔵庫の奥をよく見てみると、温度を設定するためのスイッチやつまみがあるはずです。
大体の冷蔵庫は「強・中・弱」というような温度設定になっており、夏場は強にして庫内の温度を下げたりできるようになっています。
よく家で冷暖房を使用するという方は、普段から強ではなく中の設定にする、あるいは夜間冷蔵庫をほとんど開けない時間帯は弱にするというだけで随分節約になるでしょう。
冷蔵庫の頻繁にドアを開けたり閉めたりしていると庫内へ暖かい空気が流れてしまい、その度に庫内の温度を下げようと、余分な電力を消費するようになります。
どうしても頻繁に開け閉めする必要がある場合は冷蔵庫にビニールカーテンを設置するなど、出来るだけ冷蔵庫から冷気が逃げないよう工夫することが大切です。
ここまでご紹介した5つのポイントは、ご家庭ですぐに実践できるものです。
近年冷蔵庫の性能はどんどん上がり、さらに省エネで電気代を節約できるようになっています。
古い冷蔵庫を使い続けているという方はこれを機に冷蔵庫を買い換えてみるのも良いかもしれませんね。
2016/09/22