先の大震災を機に、ますます注目されているエネルギー問題。新年度から電力自由化で各ご家庭で電力会社を自由に選べるということから、より安く、クリーンな電力を使いたいと思っている方も多いのではないでしょうか?
安くてクリーンな電力を使用すると同時に、私たちが気にしなくてはいけないのが、日頃の電気の使い方ではないでしょうか?電気をより効率的に使えば、より節約できて地球にも優しくなります。細かいことかもしれませんが、ドライヤーの使い方一つでも、電気代の削減に大いに貢献できます。
普段何気なく使っているドライヤーですが、実は想像以上に電気代がかかっています。
ドライヤーの電気代はこのような計算式を使うと算出することが可能です。
W÷1000×1日の電気使用時間=電気代
この計算式に当てはめて、1kWhあたりの電気料金が27円とし、一般的に使われている1200Wのドライヤーを10分間使用することを考えると、5.4円ほどの電気代がかかります。当然ヘアースタイルや契約している電気会社の料金プランには個人差がありますので、「一概にこれぐらいの値段がかかります」とは言い切れませんが、ワット数も高いドライヤーですので、「思った以上に電気代がかかってびっくりした!」という方は少なくありません。
電気代がかかるドライヤー。疲れている日は髪を乾かすのは面倒ですし、特に夏場はドライヤーを使うだけで汗だくになるという方も多いのではないでしょうか。だからと言って濡れた髪の毛のまま寝るなんて言語道断!濡れた髪を放置するのは髪や地肌に以下のような悪影響を与えます。
髪を乾かさずそのままにしておくと雑菌が繁殖しやすくなり、頭皮の痒みやニキビの原因にもなります。頭皮や顔は同じ皮膚一枚で出来ていて、頭皮の状態が悪ければ顔の状態も悪くなってしまいますので、美容を気にするなら早めに髪を乾かした方が良いでしょう。
濡れている状態の髪は非常にデリケートで、キューティクルが開きっぱなしの状態になっています。髪に枕や布団を押し当てて寝ると、髪の強度はどんどん低下し、傷んでパサついた髪になってしまいます。寝癖も付きやすくなりますので、忙しい朝のスタイリングにも大きく影響してしまいます。
節約のためにも美容のためにも、出来るだけドライヤーの時間を短くしたいもの。そこでカギを握るのが「タオルドライ」です。まずシャンプーが終わった後、タオルでしっかりと髪を乾かし、スタイリングがしやすいようにしっかりとコームやブラシで髪をとかしましょう。ここまでは誰もが普段行っていることかもしれませんが、重要なのはその先、「タオルを被りながら髪を乾かす」という方法です。タオルを頭全体に被り、ドライヤーをタオルの内側と外側、交互にかけます。こうすることで乾かすのにかかる時間はおよそ半分ほどになります。さらに、スタイリングをする際にはこの方法ではなく、より丁寧に乾かすことをオススメしますが、早く乾かしたいのならこの方法は最も良いでしょう。
電気代のかかるドライヤーですが、出来るだけ時間を短く済ませることによって、美しい髪や地肌を保つことまでできるのなら、試さないわけにはいきませんね。一度この機会にドライヤーの使い方を見直してみてはいかがでしょうか?
2016/06/10