2016年4月から始まる電力の小売り全面自由化に合わせ、電気代と電話代をセットにしてよりお得にしよう!という試みが始まっています。
たとえば、参入を表明しているソフトバンクは、料金プランに電気と電話を合わせたものを発表しているのです。
電力のセット売りとも言われるもので、ソフトバンクの契約者は電気料金を割り引くプランを今後選択できるとのことで、試算によると1万円前後お得になるという情報もあります。
携帯電話会社の中には、すでに太陽光発電や風力発電を自社でやっているところがあるので、今回の電力小売り自由化はうってつけの変化だと言えますね。
しかも電気代と携帯代金を一緒に支払えるということで、ユーザーにとっては支払いが便利になります。
別々だとそれぞれで引き落としがされたり払込用紙で別々に払うことになって、場合によっては面倒に感じるのです。
コンビニで支払う時などは、一つずつ別に払わざるをえないところもあるので面倒であると同時に、レジが混んでいると後ろに並んでいる人の視線がすごく突き刺さったことを覚えています。
電話代と一緒だと一度に両方支払えて、しかも割引になるということで一石二鳥なのです。簡単に安く、という状態になって消費者としてはすごくありがたいですよね。
割引額も1万円前後になる可能性があるので、家計にとってもすごくありがたいのではないでしょうか。
その1万円で家族とお食事に行けたり遊びに行けたりできます。
あるいは、自己研鑽に投じてもっと成長するための土台作りも可能です。この金額が割引できるのは大きいですね。
ソフトバンクだけではなく、その他の電話会社でもセットにして販売する料金プランがどんどん発表されています。
とくに携帯電話会社にとっては、この機会にユーザー数を増やそうとそれぞれ思考錯誤をしているようですね。
NTTドコモやauも、相次いで料金プランを公表しています。料金を安くしたり、電力会社と提携を結んでより良いサービスを考えたり向上させようという取り組みが見られます。
今や、一人に一台携帯電話を持つ時代です。
なので、それぞれ契約者数を増やすために様々な企画を打ち出しています。
今後は各電力会社と電話会社が提携や協定を結んで、さまざまな企画が出されていくでしょう。
電話代と電気代を合算した結果割り引かれるサービスはもちろんのこと、一定期間でさらに割引をしたりメンテナンスを無料で提供したり、ということも今後可能性としてあります。
また、固定電話契約者にも同様の動きが見られます。こちらも電力会社と電話会社がタッグを組んで、よりお得なプランを作ってユーザーを囲い込もうとしているのです。
今後は携帯電話も競合になりますから、こちらとも競争してより良い料金プランがどんどん出てくるのではないでしょうか。
そして、今後は再生可能エネルギーを活用した発電がどんどん出てくると思われます。
先ほどのソフトバンクのように、電話会社が再生可能エネルギーを使った発電を事業化し、それを電話と一緒に販売するということがあるでしょう。電気代と携帯代金のセット売りはそこを見越していると思われ、ユーザーが今後スムーズに電気を受けられるように今から手を打っているのです。
電話と電力のセットはかなり大きなお得感があります。
もちろん個人で差がありますが、数千円から1万円という単位での割り引きがざらになっていくのではないでしょうか。
そうなると光熱費節約効果がすごく高いので、消費者にとっては優しいことこの上ないですね。
各社いろいろなプランを打ち出していますから、この機会に比較をしてみると面白いでしょう。
2016/02/23