これでビジネスチャンスを掴める?攻略しようエレベーターピッチ!
時間を有効に使うことが大好きなビジネスマンは、エレベーターに乗っている間のわずかな時間も決して無駄にはしません。
そのため、中には偉大な起業家たちに倣って、エレベーターピッチの特訓をする方もおられる様です。
そこで今回は、エレベーターピッチを成功させる秘訣についてご紹介したいと思います。
エレベーターピッチとは?
そもそも、「エレベーターピッチ」とは何のことを指すのでしょうか?
この言葉の起源は、シリコンバレーの起業家にあると言われています。
エレベーターピッチとは、投資家に対して、いかに自分のアイデアが素晴らしく益をもたらすものであるのかを、短時間で理解してもらうため、エレベーターに乗っているわずか30秒ほどの時間で説明するテクニックのことを指します。
エレベーターに乗っている間のほんの短い時間の間に、投資家を説得できなければ成功は掴めないため、エレベーターピッチは簡潔ながらも、説得力のあるものでなければなりません。
エレベーターピッチとプレゼンはどう違う?
プレゼンテーションの一種と思われているエレベーターピッチですが、厳密に言うと全く同種のものではありません。
情報提供という意味合いが濃いプレゼンテーションは、話の内容の中に聞き手を説得することも一部含まれることがあります。しかし、ビジネスプランやアイデアを聞き手に投げて売り込むエレベーターピッチは、説得が主な話の構成を成します。
プレゼンはよく練られた分かりやすい話で、聞き手の興味を惹きつけ、徐々に相手の信頼と共感を得ていくことが求められます。いわば、起承転結でロジカルな考え方が反映されるのがプレゼンテーションと言えるでしょう。
しかしながら、似て非なるものであるピッチは、最初に結論をズバリと述べる勇気が必要になります。ジワジワと攻めるプレゼンと違い、ピッチはスパンと相手の心ど真ん中を狙えるものであると言えるでしょう。
エレベーターピッチを成功させるためのコツ
ビジネスシーンで役立つエレベーターピッチを成功させるためには、どうすれば良いのでしょうか?
まず、エレベーターピッチの基本形を覚えることから始めましょう。
エレベーターピッチの時間の目安としては30秒、そして文字数にするなら250文字以内で説明をするように心掛けましょう。
シンプルで短いセンテンスを用い、難しい専門用語の使用は避けます。また、不必要な副詞や修飾語で、自分の言葉を飾って自分を賢く見せかけることも避けましょう。しかし、相手の心を揺さぶる様なインパクトのある言葉を省いてはいけません。
エレベーターピッチの構成は、下記の通りとなります。
- 解決策の提示
- 問題は?
- メリットは?
- 相手に求める意思決定は?
エレベーターピッチはエレベーター内で練習が必要?
エレベーターピッチの練習は、必ずエレベーターの中で行わなければならない訳ではありません。
むしろエレベーターでの練習は、周りから「あの人、変な人」のレッテルを貼られてしまう原因になる恐れがあります。
そのため、エレベーター内に限らずいつでも自分の好きな時にたくさん練習するようにしましょう。そうすれば、シンプルかつ説得力のあるエレベーターピッチをすることができるようになるでしょう。
もしもあなたが、投資家のハートとお財布をゲットしなくてはいけない起業家ではなかったとしても、忙しくて短気な上司を説得するためにエレベーターピッチを利用することができるでしょう。
また、エレベーターピッチを練習するなら、話を上手にまとめることができるようになるだけではなく、自分の考えをすぐにまとめることができるようになる、というメリットも得られるでしょう。
皆さんもぜひエレベーターピッチを活用してみてください。