安全への配慮と使いやすさが肝!病院用エレベーターの特徴とは?
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病院を訪れた際、院内のエレベーターを利用する機会もあるでしょう。
そんなとき、普段私たちが日常的に利用しているエレベーターとの違いに気付かれる、目ざとい方もおられるのではないでしょうか?
今回は、様々な利用者のいる病院に設置された、病院用エレベーターの特徴についてご紹介したいと思います。
ベッドも医療器具もスタッフも一度に運べる大容量カゴ
入院施設が整っている規模の病院ともなれば、院内にいくつかエレベーターが設置されていることでしょう。
それらの病院用エレベーターと住居用のエレベーターを比べてみるなら、まずはそのゆったりとしたエレベーターのカゴ内の広さの違いに驚かれるかも知れません。
通常、マンションなどの共同住宅用として設置されているエレベーターの定員数は9人か、最大でも10人までとなっています。
しかしながら、怪我をした方や病気の方をベッドに寝かせたまま院内を移動するためには、最低でもベッドやストレッチャーが丸々収まる広さが必要です。
その他、付き添いのスタッフや医療機器も同時に同乗することになるため、病院のための寝台用エレベーターは、小さめのものだと11人乗りのものから、最大では23人乗りのものまで、幅広いサイズのエレベーターが、各種施設に合わせて設置されています。
11人乗りの寝台用エレベーターの場合には、ベッド一台とスタッフ一名、15人乗りの場合にはベッド一台とスタッフ数名、17人乗りの場合ではベッド一台にスタッフ数名と医療器具など、定員数が増加するにつれて、カゴの容量も大きくなっていきます。
使いやすさと操作のしやすさが特徴
緊急時でも焦らずにエレベーターを利用できるように、病院の寝台用エレベーターには、使いやすさと操作のしやすさといった工夫がたくさんなされています。
エレベーターの操作機能においては、緊急呼び戻しボタンや専用運転切替ボタンが備え付けられているものもあり、これらのボタンを押すなら、途中の乗り場からの呼び出しに応じることなく、直ちに目的の階を目指すことができます。
そのため、一刻を争う緊急時に大変便利な機能で、緊急に院内を移動する必要があるときには大活躍する機能であると言えるでしょう。
また、カゴ内だけではなく、エレベーターの乗り場にも、エレベーターの扉の開く時間を長くすることができる機能の付いたボタンが取り付けられていることがあります。
この扉の開く時間を長くすることができるボタンが付いているおかげで、歩行が不自由な方や、丁寧に扱わなければならない医療器具の運搬時など、乗り場のほうから操作することができるため、安全にカゴ内への移動を行うことができます。
安全を考慮されて設計された病院内のエレベーター
駅などの公共施設はもちろん、最近では共同住宅用エレベーターでさえも、バリアフリーを意識して設計されたエレベーターが設置されているところが多くあります。
それらのバリアフリーを意識して設計されたエレベーターの中でも、病院で利用されているものがその最たるものであると言えるでしょう。
病院で利用されているエレベーターには、カゴ内で体を支えるための抗菌済みハンドルレールが付いていたり、カゴ内に乗り込むときにつまづく原因になる、カゴと建物の間にできるすき間の幅を限りなく狭める設計がされています。
これらの細やかな気遣いがなされているエレベーターは、病院内での安全に貢献していると言えるのではないでしょうか。
長く安全に利用するためにはしっかりしたメンテナンスが重要
病院で利用されているような、安全性第一、使いやすさ第一で設計されているエレベーターも、定期的な点検なしでは、いつまでも安心して利用できるという訳には行きません。
れこどでは、エレベーターのメンテナンス業者を手配することが可能です。末永くいつまでも安全にエレベーターを利用するためにも、ぜひともメンテナンスをしっかり行うようにしたいものですね。