ポイントは吸ってつついて!窓の桟のお掃除方法
出典 http://matome.naver.jp/
みなさんこんにちは、ビルクリーニングのプロ水無瀬です。
ご家庭に必ずある窓ですが、開け閉めのためにレール、いわゆる桟(さん)が設置されています。
窓はこの桟の上を滑って開けたり閉めたりされるのですが、いつの間にか真っ黒になって汚れています。
しかも、その汚れは固まっていて拭いても擦ってもなかなか取れない。特に隅の方は突き固められていて、どうやって取ったらいいのと途方に暮れてしまう…。わかります。私も何度も経験してきたことですので。
今回は私が長年経験してきたことから、窓の桟を早く楽に綺麗に掃除をする方法を紹介したいと思います。
窓の桟にくっつく汚れはなぜ手ごわいのか
汚れというものは建物にくっついている余分なもの、いらないものなのですが、くっつき方に種類があります。
ただ建物の上にのっかっているだけなら、ハタキや掃除機で簡単に取り除けますよね。ホコリなんかがこうした汚れになります。
もう一つ、固着と呼ばれるくっつき方がありまして、水や油で建物の上にくっついてしまった汚れがあります。
これは水でくっついた汚れなら水拭き、油でくっついた汚れなら洗剤拭きが必要となってきます。固着した汚れは一回くっついた原因を溶かさないと取れないんです。
それで窓の桟にくっつく汚れなのですが、窓の桟は濡れることがある上に窓が開け閉めの度に上を通ります。くっつく上に物理的に突き固められてしまうので、手ごわい汚れになってしまうというわけなんです。
掃除機で吸って、つっついて、また掃除機で吸ってみよう
掃除機で吸う
窓の桟のお掃除なのですが、便利なのは掃除機の吸い込み口に差し込む丸ノズルというパーツです。名前の通り、丸いノズルの周りにブラシがついているもので、まずこれで窓の桟の汚れを吸ってみましょう。固着汚れでなければ、これで取り除けるはずです。
刷毛で撫でて撮れなければ竹楊枝でつつく
吸っても取れない汚れはくっついてしまっている汚れですので、どうにかして桟から剥がさなければなりません。お勧めなのが100円ショップでも売っている刷毛と竹楊枝です。
刷毛は使う前に毛を引っ張って、抜ける毛は先に抜いてしまいましょう。いきなり使うと抜けた毛が汚れとなります。
刷毛で桟を撫でて取れない汚れは竹楊枝でつついてください。特に隅の方では竹楊枝が力を発揮するはずです。
汚れを取り終わったら、濡れ拭き乾き拭き
濡れ拭き
桟の中に溜まっていたホコリや土砂を取り除き終わったら、洗剤を入れた水バケツを用意して濡れ拭きを行ないます。
少し濡らし気味にして残った水汚れ、油汚れを溶かしてしまうのがコツです。
乾き拭き
溶かし終わったら、乾き拭きで汚水を回収してしまいましょう。
隅が拭きにくいかもしれませんが、その場合は先ほど使った竹楊枝と乾いたタオルを使って拭いてください。汚水を残すと白い汚れになるので、残さないように丁寧に拭きあげれば、きれいになった桟の完成です。
まとめ
窓の桟の掃除において注意したいポイント
- 窓の桟に溜まっている汚れはホコリ、土砂、水、油の複合汚れで物理的に固められているので手ごわいです。
- 掃除機の丸ブラシと刷毛、竹楊枝でできるだけ回収するのがコツ。濡らすと回収が大変になります。
- 残った油汚れだけ洗剤で溶かして乾き拭きで回収をしてしまえば、簡単にきれいにできます。
以上の3点となります。
窓の桟は掃除がしづらい場所ですが、汚れが目立ちやすい場所でもあります。大切な御客様をお迎えする時に窓の桟までしっかり掃除できていれば素敵だと思いませんか?
濡らさないで汚れを回収してしまえば難しい掃除ではありませんので、ぜひチャレンジしてみてください。