家の中の気になる嫌なニオイ その原因と消し方は?
みなさんこんにちは、ビルクリーニングのプロ水無瀬です。
毎日の暮らしで気になるのは何でしょうか? ホコリやカビも気になりますが、もっとも気になるのは嫌なニオイだと思います。
ニオイというものは不思議なもので、音や映像よりも直接的に人間の脳に訴えかけます。これは生き物の五感の中で嗅覚が一番最初に発達した器官だからです。トイレから変なニオイが。お風呂から変なニオイが。忙しいからと放置しておくと大きなストレスの原因になったりします。
ですので、今回はニオイの原因と消し方についてお伝えしたいと思います。
ニオイの原因と消しかたの種類
いい匂いがする、嫌な臭いがするというのは感覚的なものですが、これは理由があります。
人間にとって有益なものはいい匂い、有害なものは嫌な臭いとしておけば、いい匂いのものには近づき、嫌な臭いからは遠ざかりますよね。快い匂いの新鮮な果物には近づく、嫌な臭いの腐った肉には近づかない。
つまり、我々が安全無事故で暮らしていくために本能でニオイに対する感覚が設定されているわけです。
このニオイの原因の多くはバイ菌の繁殖でして、バイ菌が活動してゴミや汚れを食べていくとメタンなどの有害なガスを発生させます。これに対して、私たちはくさい、いやなニオイ、と反応をしているわけです。
では、ニオイを消すためにはどうすればいいかというと二種類の方法があります。ニオイに対して別のニオイを噴きつけてわからなくしてしまうマスキングという方法とニオイの原因そのものを取り除いて消毒なども行うデオドラントという方法ですね。
マスキングでは根本の原因が取り除かれていないため、何度も何度も対策をする必要がありますので、デオドラントの方が効果的であると言えます。
ニオイが発生しやすい場所は?
ニオイが発生しやすい場所は有機物と水、温度の3つがそろっている場所です。
トイレやお風呂でニオイが目立ちやすくなるのはなぜでしょうか? トイレにはオシッコなどの排泄物、お風呂では垢などの老廃物。有機物汚れがある上に、水と温度がそろっていますね。ですので、トイレやお風呂は清潔にして、水汚れがない乾燥した状態を保たなければなりません。
どうせまた濡れるからと窓を締め切ったままにしておくとバイ菌がたくさん繁殖して嫌な臭いがするトイレやお風呂になってしまうというわけです。
ここで見逃しやすいのがトイレやお風呂の出口に敷いてあるマットで、これは汚れを吸着する上に布なので濡れるとしばらく湿ったままです。バイ菌の繁殖にとっても都合がいいのです。こちらも定期的に洗わないと嫌な臭いの原因となってしまいますね。
お日様の光がとっても大切なんです!
もっとも強力でお金もかからない消毒の方法とは太陽光線に当てることです。窓をずっと閉めきった場所はバイ菌がたくさん繁殖しています。逆にお日様の光が当たる場所はバイ菌が繁殖できません。
つまり、お掃除にしてもお洗濯にしても陽の光に当てる。これがとっても大切なんです。消毒や抗菌、滅菌を謳う商品はたくさん出ていますが、太陽光線ほど効率的で強力な消毒手段はありません。
どうしてもニオイが取れない靴なども天日干しにしておくだけで嫌なニオイがしなくなったりします。お掃除をする時には窓を開ける、お洗濯をしたら天日で干す。大切な基本ですので習慣づけるととてもいいと思います。
まとめ
- 嫌な臭いの原因はバイ菌の繁殖で、上から匂いをかぶせてわからなくするマスキングではなく、原因から対策するデオドラントが大切。
- 排泄物や老廃物が発生する場所、濡れることがある場所、暖かい場所は注意です。バイ菌がたくさん増えています。
- 消毒はできれば天日干しで。お金がかからないもっとも強力な殺菌です。
嫌なニオイがする、というのは生活に対して危険なものがいるよと脳が人間に教えてくれているわけです。
ですので、嫌なニオイがすると思ったら、すぐに対策を取るべきです。そこには腐ったものがあったり、カビがいたり、害虫が発生していたりと色々なトラブルが発生しているはずです。
清潔で健康的な生活を続けていくために、ぜひチャレンジしてみてください。