ヤツらが出てしまったときの対処法 ゴキブリが出ない環境づくりとは


gokiburi

みなさんこんにちは、ビルクリーニングのプロ水無瀬です。

私の仕事はお掃除で毎日いろんな建物の清掃をしておりますが、その他に悪者退治も仕事にしています。

悪者というのはお部屋に出て来てほしくない方のことで、いろんな方法でやっつけるのですが依頼はひっきりなしにやってきます。

暖かくなり、雨が増えると出現する悪者の名前はゴキブリでして、彼らの特徴や習性を知り、対処することでありがたくない出会いをせずにすむようになります。今回はゴキブリのやっつけ方をお伝えしたいと思います。

 

水、食べ物、暖かさの3種がそろうとやってきます

ゴキブリも生き物ですので水と食べ物がないと生きていけません。また南方の昆虫ですので寒さが苦手です。水と食べ物があって暖かいところというのはどこかと言うと人間のお部屋です。

水は小指の先に一滴ぐらいの量があれば一週間は大丈夫ですし、食べ物はシロアリの仲間なのでダンボールとか新聞とかでも食べます。

床に食べかすとか落ちていると夜中に出てきて食べに来ます。暖かさに関しては最近のお部屋は密閉構造なので問題がありません。つまり普通に暮らしているだけでゴキブリにとっては好ましい環境ということで、それで彼らは人間の部屋の中に入ってこようとしてくるのです。

 

部屋を汚さない、水分を放置しないのが基本

ゴキブリは食べカスや紙、木くずなどを食べます。

ですのでお掃除をするのが退治の基本ですね。お掃除をすることで動かさないものを動かし、いらないものを捨て、食べカスなどの汚れを取り除きますので、ゴキブリから食べ物を奪うわけです。

また水は放置してはいけません。キッチンで皿洗いなどをした後、シンクをそのままにしてしまいがちですがタオルで水分を拭き取るべきです。夜中にやってきて飲み水にする場合があります。

よく猫などにあげるペットフード、水を皿に入れたままにしていますが、これはあげた後に洗って新しいものに取り替える、猫が寝ている間はフタをするなど放置をしないことが基本です。これも夜中に出てくるゴキブリの食べ物、飲み水になる恐れがありますからね。

 

出てきてしまったら

ゴキブリが出てきてしまったらやっつけるしかないのですが、人の目の前に出てくるゴキブリはオスがほとんどでやっつけても数は減りません。

メスは夜中に食事のために1時間ばかりしか動かないのでゴキブリホイホイで全てやっつけるのは難しいのです。また毒エサなども食べてくれないと効果を発揮しません。ですのでスプレー式の殺虫剤に頼ることになるのですが、これは別に直接ゴキブリにかけなくてもやっつけることができます。

ゴキブリは部屋の隙間に隠れ、移動する時は端を通る習性がありますので、姿を見せていなくてもそこに殺虫剤を噴きかけておいてください。

ゴキブリは歩いた後に手足を毛づくろいしますので、手足にくっついた殺虫剤を舐めてしまってやっつけられてしまいます。なお、この際に食器などに噴きかけてしまわないように注意してください。

ゴキブリは同居したくない方ナンバー1にランクインすると思いますが、出にくくする方法はありますし、出てしまってもやっつける方法もあります。

大切なのは問題が発生したことに対して原因を突き止め、その原因を取り除くこと。お掃除にしてもゴキブリにしても対応は同じです。冷静に着実に対処してしまいましょう。

 

以上をまとめると、
●お掃除が基本です。汚れた部屋はゴキブリにとっては楽園ですので、お掃除で追い出してしまいましょう。

●ゴキブリが住みづらくするために食べ物や水を置きっぱなしにしないようにしましょう。

●殺虫剤は直接ゴキブリに噴きかけなくてもやっつけることができます。通りそうな場所、隠れていそうな場所にあらかじめ噴きかけておきましょう。

 

ゴキブリは我々よりも古くから生きている生物です。ですので生命力が強くて手強い相手なのですが、そのために色んな薬剤や道具が開発されています。

注意したいのは置いておけばいなくなるという相手ではないということ。相手のことをよく調べて習性を知り、先回りして対応しておくことでお互いにとって不幸な出会いを防ぐことができます。

特に台所のシンク下の扉の中が危ないので注意してみてください。