老後に移住するのにマレーシアが大人気なワケ
ここ数年は海外移住の話題がでると必ずと言っていいほど候補に挙がる国がマレーシアです。
その理由を簡単に言うと、
● 物価が安い
● 比較的に治安が良い
● 温暖で住みやすい気候
● 英語が公用語
といったところでしょうか。
うち二つは経済成長期にあることからきていますので、東南アジア全般に言えることではあるのですが、特にマレーシアは条件に恵まれているため、人気がある、という訳です。
他にも色々と理由があるので、その他を含めて以下にまとめていきます。
生活費は日本の3分の1
まず移住した際の生活費ですが、日本円にして月15万円程度の収入が継続するのなら、家賃込みでも「そこそこ良い」暮らしができると思います。
マレーシアの物価は日本の「3分の1」ですので、日本で月45万円の生活をすると言えば大体想像ができるのではないでしょうか。
ただ、輸入品や嗜好品に関して税金等がかかるためそこまで割安ではないものも多いです。ですので「実際に生きていくのには困らない」という程度の認識に留めておいた方が無難です。
安い家賃で、高級コンドミニアムに住める
また、実際に生活する場所ですが、日本人が多く利用するのは「コンドミニアム」となっています。
コンドミニアムとは、日本語で「分譲マンション」という訳になりますが、マレーシアのコンドミニアムは家具一式のそろっている短中期滞在用のホテルとなります。
家具・家電は現地で用意されたものですので、家電製品のボルト数などは気にしなくて良いですし、気候の違いから必要なものを見誤る心配もありません。加えて足りないものは現地で調達すれば日本で用意するよりも安く済むことも多いですし、そちらのほうが良いかもしれません。
家賃は日本円にして3~6万円/月が相場のようですが、プールやジム、テラスやテニスコートがついたところも人気となっており、日本に住んでいれば滅多に見ないほど悠々自適なライフスタイルを送ることが出来るでしょう。
このあたりは代理店に任せるなり自分で探すなりをする必要があるので、想像しながら探してみるのも楽しいことでしょう。もしくは自分で土地を買って家を建てることも、不動産価格が将来的に値上がりすることが見込めますのでお勧めできます。
ビザが取りやすい
次に滞在期間にもよりますが、もちろんのことながら滞在用のビザが必要となってきます。
三か月までの滞在ならばビザは不要ですし、他の国に比べて長期滞在のビザも取りやすくなっていますので特に問題なく手続きが可能でしょう。
英語が公用語のひとつ
海外へ移住する際によく問題となるのは言語と文化の違いでしょう。
しかしながらマレーシアでは公用語のマレー語に加えて英語に中国語も広く使われており、初歩的な英語が可能ならばあとは身振り手振りで乗り切ることも可能かもしれません。
特にマレーシアには親日家も多く、尚且つ様々な人種が存在するため、現地の様相はまさに多種多様といった風情になるので、日本人だからといって悪目立ちすることもないでしょう。
ただ一つ注意することを挙げるのならば、マレーシアでは60%の人がイスラム教徒であることでしょうか。
最近テロだなんだと悪評の立つイスラム教ですが、風評被害に惑わされる必要はありません。イスラム教徒とは本来、教徒自身に厳しい戒律を課し、それを自身で守ることを良しとする宗教であって、他人に危害を加えるのはごく一部の過激な解釈をした人たちだけです。
問題となるのはこの「戒律」であり、イスラム教徒の友人ができた場合に少し気を付ける程度で良いと思います。「豚肉は食べない」や「肉を食べる際はきちんとした方法で屠殺されたもののみ」等々、いろいろあるのでご注意ください。
災害が少ない
マレーシアは温暖な気候で、一年中真夏のような暑さに加えて雨季と乾季にわかれます。ハワイやグアムのように常夏でいつでも楽しめる土地でしょう。インフラも問題なく整備されているので、問題なく暮らせます。
また、マレーシアには地震がないと言われています。100%ないわけではなく、実際に死者の出てしまった地震も起こったがあります。ただ、台風もないですし、日本に比べると災害リスクは格段に減ることと思います。
最後にマレーシアについてもう一度まとめると、
・家賃、物価等生活費が安い
・移住する際のビザも取りやすく、短期の滞在なら必要なし
・高級ホテルのような部屋に住むことも可能
・少々の英語と文化の違いの勉強は推奨
・災害は(比較的)少ない
などの特徴があります。
つらつらとまとめてきましたが、現在マレーシアは日本で一番人気のある移住先として紹介されていることも多く、実際に移住を考える人も多いでしょうし、これから東南アジアもより発展していくことが予想されますので、投資としても不動産を持つことは選択肢の一つとして大いに「アリ」だと言えます。
以上のような理由から、リタイア後のセカンドライフをマレーシアで始めることは、多くの人にとって魅力的なのでしょう。