韓国一、世界で6番目に高い超高層ビルが10月に完成予定
出典 http://www.skyscrapercity.com/
第二ロッテワールドタワー
現在、韓国で完成間近だとされているのがソウル特別市にある第二ロッテワールドタワーです。
すでに一部施設は入居しオープンしていますが、タワー自体の完成は今年の秋とされています。完成すると韓国では最も高い超高層ビルになり、世界でも6番目に高いビルとなる注目のタワーです。
一部ではさまざまな問題もあるとして疑問視する声も上がっていますが、この第二ロッテワールドタワーがどういったビルでどういった問題を抱えていているのかについても今回はしっかりご紹介したいと思います。
第二ロッテワールドタワーの基本情報
第二ロッテワールドタワーは1988年に計画が上がったショッピングモールや室内テーマパークなどが入った複合施設です。
最初の計画では高さ143mの地上36階のものでしたが、2002年の計画では高さ524m、地下4階、地上112階建てのホテルを併設したタワーへと変わり、その後さらに2010年の計画で高さ555mの地上123階建ての超高層ビルに変更が行なわれました。
今年の3月の時点ですでに完成時の123階の555mの高さまで工事が進み、今年の10月にはすべての工事が終わるとされています。工事はたびたび計画が変更されており、そこには韓国政府の力やソウル市内の事情などさまざまなものが複雑にあったとされています。
度重なる計画変更のためか、工事の最中にはコンクリート部分での亀裂やひび割れが報道されることもありました。現在はそういった問題点も解消され、すでに商業施設が入居しオープンしています。
第二ロッテワールドタワーの特徴と魅力
第二ロッテワールドタワーは空へと真っすぐ伸びる四角錐型の超高層ビルです。
すでに下層階の衣料品店や食料品店、ロッテマート、ロッテハイマート、ロッテシネマなどは入居しオープンしていますが、ビルの完成自体は2016年の10月とされています。
全面ガラス張りの美しいその建物は、頂上部に2本の角のような塔があるのが特徴です。
第二ロッテワールドタワーには世界最長のエレベーターが設置される予定で、地下2階から展望スペースのある121階までの496mの区間を1分以内に移動できる最新鋭のものになります。
第二ロッテワールドタワーの施設と周辺観光情報
第二ロッテワールドタワーはこれからの韓国の発展を象徴する超高層ビルとしての大きな意味を持つ建物です。
施設内部には衣料品店、食料品店、レストラン、映画館などが入居し、さらには観光施設、ビジネス施設としても機能するように水族館や展望スペース、ホテル、免税店、オフィスなども完備される予定です。
第二ロッテワールドタワーが建設されているソンパ区はソウル特別市に位置し、ソウルオリンピックが開催された地としても有名です。そのため周辺にはオリンピック公園やオリンピックスタジアムがあり、ここを観光として訪れる人も多くいます。
またテレビドラマのロケ地もこの一帯には多く、大きなショッピングモールや市場などもあります。
完成までもうすぐの第二ロッテワールドタワー
既に一部入居が完了し、オープンしている第二ロッテワールドタワーですが、度重なる計画変更に実際の建築物が安全面などで対応されているのかと疑問視する声も多いのは事実です。
すでにほとんど完成していますが、このビルが街の新たな観光地として根付くまでにはまだ時間がかかってしまうかもしれません。
それでも全面ガラス張りでこれだけきれいなタワーですから、このビルを題材にしたドラマなどの撮影もこれからどんどん行われ街の人たちに受け入れられていくようになると思います。
完成までもう少し時間はありますが、新たなソウルの新名所と韓国の象徴として完成まで温かく見守っていきましょう。